「あんなヒロは見たことがない」とジラルディ監督は語った。

「ヒロ」こと黒田博樹は、5月12日のロイヤルズ戦で先発出場。その試合で、8回にマウンドを降りる際、黒田が感情を露わにして主審のラス・ディアス(Laz Diaz)と言い争う場面があった。

この言い争いの発端となるピッチングについては、大体どの記事でも見方が一致している。そのピッチングとは、今日黒田が対戦した最後の打者となる、アレックス・ゴードン(Alex Gordon)に投げた3球目の球だ。

カウント2-0で投げたシンカーが、ストライクではなくボールと判定された。その後、なんとかフルカウントまで持ち込んだものの、最後にゴードンに二塁打を打たれ、これをきっかけに黒田は降板することになった。この際に、上記の言い争いの場面が起こった。

この言い争いの背景について、詳細を伝える記事は、私の手元の資料では日経新聞の夕刊以外には見つからなかった。この日経新聞の記事によると、黒田が怒った理由に、主審に言われた一言があった。

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